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なんとなく書いてます


2005-09-30 [金] キヤノンEFマウント

_ キヤノンのマウントが変わるという噂がある

キヤノンのEFマウントは、口径が広いものの、フランジバックが短い。

デジタルカメラの場合、レンズの光はなるべく受光素子に対して垂直に入らなければならないといわれている。

フランジバックが短いと、光が斜めに入りやすいため、EFマウントはだめで、マウント変更があるということである。

それは本当だろうか。

マウントのフランジバックは、カメラ本体とレンズを機械的に接合する部分と受光素子面との位置関係を規定しているだけで、レンズの後玉と受光素子の位置関係とは関係ない。

マウントを変更しなくてもレンズの設計変更で後玉をマウント面よりも遠い位置に配置するだけで対応できるはずである。

マウントの口径は、F1.0のレンズが使える設計のなので充分に大きい。

また、キヤノンはFDマウントからEFマウントへの変更の際に向こう20年間はマウント変更しないと約束した。

EFマウント誕生は1987年なので、2007年まではマウント変更は無いはずである。

マウントの機械的な部分はそのままでも、ニコンFマウントのように情報伝達の機構は変更される可能性はある。

例えば、レンズの距離情報とか、フォーカスの情報とかをデジタルに見合った精度に向上させることである。

あるいは、レンズの色情報もカメラに伝えるようにして個々のレンズ固有の色の違いを補正できるようにすることも考えられる。

こうすれば、レンズ自体の色補正にコストをかけなくて済むし、色補正のためにシングルコーティングになっていてゴーストが出やすい箇所をマルチコーティングできて逆光に強くできたりするといったメリットがある。

但し、このようなレンズはホワイトバランスの調整できるデジタル専用で、銀塩カメラには使用できないことになる。

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